
「スマホばかりいじっている」「仕事の帰りが遅い」
そういったパートナーの行動から、浮気を疑ってしまうこともあるのではないでしょうか。
浮気の事実を確かめたいとき、自分である程度調査することが可能です。
探偵会社への依頼を検討している場合でも、あらかじめ自分で調査をしておけば費用が安くなる可能性もあります。
ただ、自分だけで浮気の証拠をつかもうとして行き過ぎた行動をとってしまえば、違法行為になる恐れもあるので注意が必要です。
この記事では、自分で行える浮気調査の方法を紹介すると共に、バレるリスクや違法となりうる行為など、注意点についても解説します。
浮気・不倫調査といっても自分でも簡単にできる事も多く、当事者間で納得のいく解決を図ることも可能です。
浮気をしているかもしれない
そんな漠然とした不安を抱く方は、当探偵事務所の依頼人にも多くいらっしゃいます。
特に具体的な証拠や痕跡があるわけではないけれど、どうにも怪しいから調べてほしい……。
そんなご依頼にももちろんお応えすることはできますが、探偵に依頼する前にある程度ご自身で証拠や痕跡を掴んでいるほうが、結果的に不要な調査を省くことができ、調査料金を抑えることができます。
なので、パートナーの浮気を疑ったら、まずは自分でできる範囲の簡単な証拠探しをしてみるとよいでしょう。
ただし、個人調査の場合、やりすぎは禁物です。
やりすぎると調査バレるリスクが高まると同時に、怪しまれることで相手が警戒し、いっそう尻尾を掴みにくくなる可能性もあります。
できる限り安全に、そしてバレないように浮気調査をする上でチェックしたい3つのポイントが、
- 携帯電話
- 車
- 生活習慣
です。
それでは、各ポイントの「浮気の兆候」と「浮気を押さえるポイント」について、詳しく見ていきましょう。
どんな方法がある?自分で取り組める浮気調査の費用・リスク・効果
「もしかしたら浮気しているのかも」と疑うには、パートナーの言動に何かしらの違和感を感じたからではないでしょうか。
このようなときは、なるべく早いタイミングで浮気の実態を調べることをおすすめします。
なぜなら、離婚を切り出されたり、浮気相手との間に子どもができたりすれば生活が脅かされることになりかねませんし、周囲に浮気の事実が発覚すると社会的地位を失うことにつながるからです。
だからといって、違和感を感じた状態でパートナーに問いただしても認めるはずもなく、むしろ家庭内を気まずい空気にするだけの可能性もあります。
まずは自分でもできる、身近なところから調査してみましょう。
浮気の調べ方
では実際に浮気調査とは何をすることなのかを知っていただきたいと思います。
まず大まかに分けるとデジタルリサーチと物理的な素行調査です。
一般的にはパートナーの携帯端末やパソコン履歴、行動調査、出会い系を含むソーシャルメディアの利用履歴などです。
- 端末の履歴・デジタルフォレンジック
- スパイアプリで携帯電話を傍受
- 出会い系サイトの登録
- GPS位置検索
- 探偵社の行動調査
どの方法が最適?調査方法を選ぶときのポイント
自分で浮気調査をするときの方法はさまざまありますが、バレるリスクと浮気の実態を把握できる度合いのバランスを考えて取り組むことが大切です。
「財布の中身」や「カードの利用明細」を確認するのは、比較的簡単に行えますが浮気とは関係がない領収書などとの判別がつきづらい面もあります。
車を所有しているのであれば、「カーナビ」の走行履歴や「ドライブレコーダー」のデータは有力な手がかりになるでしょう。
「録音」「撮影」「尾行」などは、バレるリスクが高い分、浮気の実態をより正確に把握できる可能性があります。
気をつけておきたいのが、パートナーのスマホを見たり、「スマホアプリ」を使用する方法です。
夫婦であってもスマホを勝手にのぞき見る行為はプライバシー権の侵害となり、損害賠償請求に発展する可能性があります。
また、アプリを勝手にインストールした場合は、不正アクセス禁止法に触れる可能性がありますので、十分に注意しましょう。
いずれにしても、どれか1つの方法だけに頼るのではなく、いくつかの方法を組み合わせて効果的に浮気調査をすることが大切です。
調査方法ごとのやり方と使用するグッズ
自分で浮気調査を行うときには、調査のポイントを押さえて、手早く作業を進めることが肝心です。
具体的なやり方と使用するグッズの扱い方について、さらに詳しく見ていきましょう。
財布の中身を確認する方法
パートナーが寝ているときを見計らって、財布の中身をこっそり確認してみると、浮気の実態をつかむ足がかりを手に入れられる可能性があります。
チェックするものとしては、飲食店や買い物のレシート・ホテルの会員カード・夜のお店の名刺・公共交通機関の電子カード(Suica等)などです。
レシートから
- 知らない場所に2名で出かけている
- 男性がふつう注文しないメニューを注文している
といった情報が読み取れれば、浮気の証拠をつかむための足がかりになります。
電子カードはPCで利用履歴を調べることもでき、利用区間や利用日などの情報が分かります。
なお、夫婦間などにおいて、財布を見ることは刑罰の対象とはなりません。
しかし、無断で財布を見ること等の事実は夫婦間の信頼関係が破綻していることを示す一事情として考慮される可能性もありますので慎重な対応が必要です。
クレジットカードの利用明細を確認する方法
財布の中身をチェックするときには、クレジットカードの利用明細もあわせて確認しておきましょう。
利用明細からは、カードを使った日時・店名・金額などの情報が分かります。
また、クレジットカードがあるにもかかわらず利用明細書が郵送されてこないときには、カード会社のWebサイトでも確認できます。
定期的にチェックするのであれば、現金の増減にも注目してみましょう。
頻繁にお金の出し入れが行われている場合には、浮気相手とのデート代として使っている可能性はあります。
給与明細を確認する方法
残業が多いなど仕事からの帰りが遅いことで、浮気を疑っている方も多くいるのではないでしょうか?
そんな場合は給与明細を確認するのも方法です。
見るべきポイントは残業や休日出勤の手当が適切に付いているかになります。
職場によっては、残業や休日出勤に対して手当がつかないケースもありますが、基本的にはそれに応じた手当が支給されます。
もし手当が付いていなければ、仕事を口実に残業や休日出勤などと嘘をついて浮気している可能性があります。
車の走行履歴/車内をチェックする方法
浮気相手とのデートには、人目につかないように車を使うケースも多いため、車内に痕跡が残っている場合もあります。
カーナビが取り付けられていれば、走行記録や走行距離、目的地などをチェックできます。
また、ドライブレコーダーの記録もあわせて調べてみましょう。
車内の様子については、助手席の位置・ゴミ箱の中身・車内のにおい(香水やタバコ)・車内の落とし物(アクセサリー・髪の毛)などがチェックポイントです。
対象者が男性の場合は、車のトランクを自分の倉庫のように使っている人が多いため、女性からもらったプレゼント、手紙、その他浮気を連想させるようなものが見つかるケースもあります。
また、座席の下やダッシュボードに指輪や避妊具を置いたまま忘れている場合もあるので確認してみるといいでしょう。
何の痕跡もなかったとすれば、車内を清掃している場合もあるので、メンテナンスをどれくらいの頻度で行っているかを調べてみましょう。
スマホやパソコンで調べる方法
スマホやパソコンは、浮気相手と繋がる手段として使われるため、浮気の証拠が残っている可能性が高いです。
しかし、先ほども説明したように、パートナーのスマホを勝手に操作することは違法性があるため、注意して調べる必要があります。
浮気の可能性を探るだけであれば、パートナーのスマホを自分で触れなくても、その使い方(肌身離さずお風呂やトイレにまで持っていくなど)から情報を得ることができます。
近年では、出会い系サイトで浮気相手と繋がるケースが増えているので、パートナーの特徴から条件を絞り、根気強く探してみると浮気の証拠を掴めるかもしれません。
また、共用の自宅パソコンがあれば、検索履歴から浮気の実態を確認するという方法もあります。検索履歴に、ホテル、浮気、不倫、離婚などのキーワードがあれば、クロである可能性が高いでしょう。
ボイスレコーダーで録音する方法
小型のボイスレコーダーを自宅の寝室や車などに仕込んでおくのも、浮気の証拠をつかむ有効な手段となります。
24時間以上の録音ができる高性能なものでも数千円程度で購入できるので、わりと手軽に取り組める方法です。
パートナーが自宅や車に浮気相手を連れ込めば、やり取りから浮気の具体的な状況を把握できますし、うまくいけば決定的な証拠を押さえられるかもしれません。
ただし、音声の場合は、不貞行為中の録音でないかぎり、確固たる浮気の証拠にはならないため注意が必要です。
小型カメラで撮影する方法
小型カメラは種類も豊富であり、ペン型・メガネ型・時計型・モバイルバッテリー型など形もさまざまです。
浮気の証拠をつかみやすいシーンに合わせて、適したものを選んでみましょう。
ボイスレコーダーと組み合わせれば効果的な活用ができ、証拠をつかむ確率を高められます。
パートナーを尾行する方法
ややリスクの高い方法としては、パートナーを直接尾行する手段もあります。
ただ、既婚者であれば尾行をしても、正当な理由(慰謝料請求など)があると認められやすいので、ストーカー規制法や迷惑防止条例違反となる可能性は低いといえます。
浮気相手とホテルに入っていく写真や動画を撮影できれば、動かぬ証拠となるはずです。
尾行をするときには怪しまれないことが大切なので、パートナーが見たことがない服を着るなど目立たないことが肝心です。
浮気調査を行っていることが途中でバレてしまうと、証拠を隠されたり行動パターンを変えられたりして、調査の継続が難しくなる可能性もあるので十分に注意しましょう。
GPS発信機を使う
GPSは現在位置を人工衛星の通信で割り出す装置で、目的地まで行く為にスマホで道順を割り出すこともできるため、ほぼすべてのスマホにはGPS発信機が搭載されています。
機能面でも非常に進化しており、現在のGPS発信機は、現在地をリアルタイムで割り出してくれます。つまり今現在パートナーがどこにいるかをスマホやパソコンで検索することが可能なのです。
そのくらい身近で便利なGPS発信機は店頭やインターネットで簡単に入手することが可能です。GPS発信機の相場は10日間レンタルで約20,000円~、30日間レンタルで約40,000円~くらいが一般的です。
探偵時事務所に依頼する料金(30万円~70万円)と比較しても格段に安価かつ、使用方法が簡単な為、近年自分で浮気・不倫調査をされる方が増えております。
ただし、GPS発信機によってはSIMカードが入っているものなどもあり、見つかった場合に身元が判明してしまうものもあるのであらかじめ確認をしましょう。
リアルタイムGPS発信機でできること
リアルタイムGPS発信機ではその名の通り、リアルタイムでGPS発信機の現在地をスマホ、パソコンで検索することが可能です。
パートナーの車やバイク、持ち物や衣服に装着することにより、パートナーの行動パターンを割り出すことが可能ですので10日~2週間もパートナーの動きを監視すれば、よく利用するラブホテルや浮気・不倫相手の自宅などの場所を割り出すことが可能でしょう。
リアルタイムで現在地を確認することができますので、ラブホテルや浮気相手の家に入ったタイミングで現地へ向かい、一緒に出てくるところを撮影したり、大体の行動パターンをあらかじめ把握できているのであれば、先回りしてパートナーと浮気相手を待ち伏せし、ラブホテルに入る証拠写真を撮ることもできます。
GPS発信機を仕掛ける場所
車なら、バンパー付近やナンバープレートの裏がおすすめです。車内でも問題はほとんどありませんが、電波の悪い環境では、位置情報に誤差が出る場合もございます。
バイクの場合、バイク毎に仕様が大きく変わりますがタンク下やステップ下などに取り付けることが多いようです。
自転車だとサドルの下に仕掛けると見つかりにくいでしょう。
持ち物に仕掛ける場合は、バッグのポケットや中敷きの下、衣服だと、コートの内側に縫い付けます。革靴のヒール部分をくり抜き、中に仕掛けることも可能です。
また、小型のICレコーダーも併せて設置することにより、浮気・不倫相手との会話を録音することもでき、録音した音声データを証拠の一つとして入手しておいても良いでしょう。
浮気・不倫調査でしてはいけないこと
証拠を集めていると疑惑から確信に近づいていきます。証拠がまだ揃いきっていない状況で感情的になり相手を問い詰めてしまうと、以降パートナーの警戒心が強くなり、欲しい情報も得ることが出来なくなる可能性があります。また、不十分な証拠で問い詰めてしまうと、うまく切り返されてしまい、せっかく集めた証拠が台無しになってしまうことも考えられます。
感情的になってしまう気持ちを抑え、一度冷静になり、今のうちに証拠を出来る限り集めましょう。
また、パートナーのSNS等に不正アクセスをしてしまったり、浮気・不倫相手の自宅に侵入してしまうといった行為は犯罪となります。
GPS発信機の設置もパートナー(配偶者)の車に設置するならば違法になることはありませんが、浮気・不倫相手の車に設置してしまうと住居不法侵入や器物破損で犯罪になってしまう可能性がございますので、あくまでも冷静に浮気調査を行うようにしましょう。