
浮気調査はあまり身近でなく、依頼したいけどどのくらいの期間が必要?と疑問に思われている方もいるかもしれません。
パートナーが浮気をしているかも…と心配してストレスを抱える期間は、できるだけ短いほうがいいですよね。
今回は、浮気調査にかかる期間や、できるだけ短い期間で終わらせる方法など、具体的に詳しくご説明します。
浮気調査にかかる期間はどのくらい?
浮気調査にかかる期間は、基本的に1週間〜2か月間程度になります。しかし、何を目的とした浮気調査なのか、どのくらいの情報があるのかなど、状況によって期間は変動します。
いくつかの状況に応じた調査期間をご説明しますので、ご自身に当てはまりそうなところを参考にしてみてください。
浮気の有無が知りたい場合
「離婚や慰謝料の請求は考えていないが、浮気が怪しいので調べて欲しい」というケースは、比較的短期間で調査できる可能性が高くなります。
パートナーが浮気相手と会い、自宅やホテルに行ったり、手を繋ぐ・ボディタッチをしているという証拠を写真や動画で撮影することができれば、浮気を疑うだけの十分な証拠となり得ます。
そして浮気調査の成果物として「調査報告書」を受領し、調査は終了となります。調査機関にすると、1〜4週間程度となることが多いです。
離婚や慰謝料の請求を目的としている場合
浮気を証拠として、離婚や慰謝料の請求を見据えている場合は、調査期間が長くなる可能性があります。
その理由は、裁判で有効な証拠を集めなければならないからです。
裁判で有効な証拠とは、夫と不倫相手に肉体関係があることを証明できるものです。証拠となる写真などに相手の顔や建物がしっかりと写っていること、複数回の不貞があったことを証明する必要があるため、長時間の張り込みや準備などが必要になります。
また一般的に浮気とみられる行為でも、裁判では認められないことがあるので、注意が必要です。証拠となるもの・ならないものを確認しておきましょう。
浮気の証拠となるもの
- パートナーが浮気相手の自宅に出入りする写真や動画
- パートナーが浮気相手とラブホテルに出入りする写真や動画
- パートナーが浮気相手と肉体関係があったことがわかる音声
浮気の証拠とならないもの
- ボディタッチやキスなどをしている写真・動画
- 「好き」「愛してる」など恋人らしいLINEやメッセージのやりとり
以上の様な有効な証拠を集めることに2〜4週間、裁判で提出できる書式の調査報告書を作成することに2〜4週間を必要とするため、4週間〜2ヶ月間を目安に考える必要があります。
浮気調査の費用
探偵による浮気調査にかかる費用相場は、調査方法によって異なり、大きく3つのパターンに分けることができます。
浮気の有無のみを知りたい場合は①・②のプラン、裁判を見越す場合は②・③のプランがおすすめと言えます。
プラン | 特徴 | 費用相場 |
時間制プラン | 短期間で終わりそうな場合 | 1時間につき、7,500~10,000円程度 / 1人 |
パックプラン | 長期間かかりそうな場合 | 30万円~100万円程度 |
成功報酬プラン | 確実に成果物を得たい場合 | 40万円~100万円 |
時間制プラン
時間制プランの場合、調査した時間によって費用が決まります。その為、浮気の場所や時間帯に目星がついており、ピンポイントの調査ができる場合に向いています。
時間制プランの相場は、調査員1人・1時間につき「7,500~10,000円程度」となっています。調査に必要な交通費・尾行用車両代・報告書作成費など、経費が別途でかかる場合もあります。
パックプラン
パックプランは、調査にかかる時間・調査書類の作成など、全ての料金がパックとして決まっているプランです。10時間で◯◯万円、7日間で◯◯万円など、様々な料金プランが組まれます。
パートナーが浮気をしていそうだが相手や場所の目星がついていない、多額の費用をかけられない為、あらかじめ上限を決めておきたい、という方に向いています。
注意が必要な点として、プラン内で証拠が得られなかったり、十分な調査ができなかった場合でも、原則として返金されません。継続したい場合の料金などは、依頼する探偵事務所としっかりと確認しておく必要があります。
成功報酬プラン
上記2つに対して、浮気調査が成功した場合のみ料金が発生するプランが、成功報酬プランです。確実な浮気の証拠・不倫相手の身元特定をして慰謝料請求までしたい、という明確な目的がある方に向いているプランです。
費用を支払う時には、目的とする結果が得られている時のみとなりますが、その反面、料金が高額になる可能性があります。
できるだけ短い期間で終わらせるには
精神的なストレスや費用の面を考えると、できるだけ早く調査を終わらせたいですよね。調査をスムーズに行うために、ご自分でできるポイントは下記の3点になります。
①できる限り情報を集めておく
効率よく証拠を集めるには、パートナーの行動パターンや浮気相手の情報が多ければ多いほど良いです。ある程度、浮気の日時や場所に目星がついていれば、調査の計画も立てやすく、ピンポイントに絞った調査ができるからです。
ただし、情報を集めていることがパートナーや浮気相手にバレてしまっては意味がありませんので、無理なく集められる範囲の情報を、探偵に伝えておくことをお勧めします。
②調査の目的を決めておく
先述したように、浮気調査の目的によってかかる時間・費用が大きく変わります。
ただ浮気の有無を知りたかったのに、長時間かけた調査をしてしまい高額になってしまった…。しっかり調査して欲しかったのに、簡単な調査のみで終わってしまい追加料金がかかってしまった…というズレが生まれてしまうと、大切なお金を無駄にしてしまいます。
なんのための調査なのか、しっかりと決めて探偵と相談することが良いでしょう。
③探偵事務所をいくつか比較してみる
探偵事務所によっては、同じ内容でも調査期間や費用に違いがあります。いくつかの候補を比較することで、自分にあった費用感がわかり、依頼もしやすくなります。
目的に合わずあまりにも調査期間が長く取られていたり、安過ぎたりする場合は、目的にズレが生じていたり、悪徳な探偵事務所である可能性が高いので、注意が必要です。
探偵事務所の選び方
期間や費用面だけでなく、信頼できる探偵事務所を選ぶポイントをいくつかご紹介します
まずはインターネットで検索してみる
インターネットで探偵事務所を検索すると、膨大な候補が出てきてしまいます。そんな時に下記のポイントを見てみると候補が絞り込めます。
誇大広告ではないか
探偵事務所を検索した時に、できるだけ信用できる会社を選びたいとついつい「絶対に成功」「成功100%」という言葉で選んでしまうかもしれません。
とても信頼できそうな文言を歌っていたとしても、「誇大広告」と思われるようなサイトには十分注意した方が良いでしょう。
安すぎる価格設定ではないか
先述したような尾行・張り込みなどの探偵業務は、数人体制で数日間かけて行うことが多いため、数万〜数十万円程度の費用がかかることがあります。
そんな中で、「格安調査」「どこよりも安い」などといった安さを売りにしている探偵事務所は、しっかりとした体制で調査してくれない可能性があります。また、初めは安くても後から追加料金がかかったり、オプションを追加したりと膨れ上がることもあるため、注意が必要です。
事務所は通いやすい場所にあるか
調査内容の打ち合わせや進捗報告を聞くために、事務所には何度か足を運ぶ必要があります。
依頼した事務所があまりにも自宅から離れていると、交通費が余計にかかったり長時間出かけることで怪しまれたりするリスクがあります。
また、近すぎても知り合いに見られる可能性もあるため、通いやすく程よく離れている場所にある探偵事務所を選ぶと良いでしょう。
行政処分されていないか
正規の探偵事務所は「探偵業務の法律の範囲内」で業務を行うことになりますが、その範囲を逸脱してしまい行政処分を受けている探偵事務所もあります。
それについては、警視庁のサイトで確認することができます。
探偵業届出証明書があるかどうか
公安委員会に探偵業務の届出をしている正規の探偵事務所かどうかは、「探偵業届出番号」からわかります。ホームページに番号の記載や証明書のコピーがあるかどうか、確認してみると良いでしょう。
電話をかける
インターネット検索である程度の候補を絞ったら、電話をかけてみると良いです。
相談内容を聞いてくれ、費用の話も具体的に話してもらえることがポイントになります。
悪徳な業者には、費用の話は具体的にしてもらえなかったり、「一度事務所に来てください」とすぐ事務所に呼び込もうとする所もあります。
あまり話もわからないまま、契約させられてしまうこともあり得ますので、すぐに相談に行く前に電話をかけてみることも重要になります。
事務所に行く
探偵事務所が絞り込まれてきたら、事務所に行ってみましょう。事務所に行った際のチェックポイントをご説明します。
探偵業届出証明書があるかどうか
「探偵業届出証明書」は、実物が事務所に飾ってあることがあります。実際に事務所に行ったら確認してみましょう。
調査報告書のサンプルを見せてもらえるかどうか
調査の成果物として、調査内容を書面にした「調査報告書」というものがあります。浮気調査の目的が浮気の有無を知るだけの場合は、あまり重要ではありませんが、離婚や慰謝料を請求するために証拠が欲しい、という場合には、かなり重要なものになります。
この調査報告書が裁判で有効な証拠として認められるものかどうか、しっかりとした書式で作成してもらえるのかを確認しておく必要があります。
探偵との相性はどうか
決して安くはない費用を負担して、自分のパートナーを調査してもらうため、信頼できる探偵かどうかも大切なチェックポイントになります。
会社としての実績は申し分なくても、連絡が取りづらかったり、質問に納得のいく答えを返してもらえなかったりすると、なんとなく心象が良くありませんよね。安心して任せられる探偵を選ぶようにしましょう。
迷った時は紹介してしてもらう方法も
どうしても自分では選べない…とお思いの方は、信頼できる場所から紹介してもらうことも検討してみると良いでしょう。
弁護士に紹介してもらう
すでに離婚や慰謝料問題で弁護士に相談している場合は、繋がりのある探偵を紹介してもらう方法があります。普段から関係性のある探偵と弁護士であれば、証拠集めから裁判の手続きまでスムーズに行ってくれるでしょう。
調査業協会に紹介してもらう
「一般社団法人日本調査業協会」は、内閣総理大臣の認可を受け、警察庁を所管官庁とする信頼の置ける法人です。
日本調査業協会のホームページには、正会員を検索できるサービスもありますので、住んでいる地域から選択し、検討してみてもいいかもしれません。
まとめ
今回は、浮気調査にかかる期間や費用についてご説明しました。目的によってご自分にあったプランを選べる手助けになれば幸いです。